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家庭訪問記録より ~その2~

家に着くと80才のお婆ちゃんが迎えてくれた。
親はいない。
7年前,2人目の子どもを出産してすぐに両親ともに失踪。
6年生の女の子と,1年生の弟と3人暮らし。

「二番目の子が生まれてすぐに,娘夫婦は私たちを捨てて出て行った。
老いぼれの私一人では満足にご飯を食べさせることもできない。
子どもたちに働いてもらわないとどうにもならない…
この子は勉強が大好きなのだけど…。」

お婆ちゃんはそう言って声をつまらせた。
涙がこぼれるその目は病気によって片方潰れている。

お婆ちゃんは夜中にペットボトルを集めて売りに行く。
一日の収入は20円程度。

6年生の姉は学校から帰ると洗濯の仕事をする。
一枚10円の収入。
一日5~8枚ほど洗って家族の食費とする。
学校で会うといつもニコニコ可愛い笑顔で手を振ってくれる。
13才のその手は,家事と洗濯でボロボロになっていた。

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[ 2010/12/26 02:33 ] 里子家庭訪問記録 | TB(0) | CM(1)

家庭訪問記録より ~その1~

私がよくお世話になっているバイク修理屋さん。
バイクが壊れるたびに大歓迎され,
7人の子どもたちが大喜びで飛びついてくる。

不発弾の事故によって足が動かないお父さん。
修理の腕はピカいち。
お客さんが来ると地面を這ってバイクに飛びつく。
彼の手にかかると,どんな故障もあっという間に直ってしまう。

現在,カンボジアには約7万人いるという地雷・不発弾被害者。
国からは何の保証もない。。
仕事に就けない,時には差別を受ける…。
そんな中,このお父さんのように家族のため前向きに生きている人はなかなかいない。

底抜けに明るいお母さん。
6才から15才の育ち盛り7人の子どもを抱え,
家計のやりくりは本当に苦しい。
しかし,2kgほどのお米を見せて
「これで3日間は食い繋がなくちゃ!」
と,どんなに大変なことも笑い飛ばす。

川沿いの大きな通りに修理場はある。
その奥にビニールシートの屋根だけがかけられた部分があり,
そこでこの大家族は生活している。
日中,子どもたちは川で魚を釣り,食べられる葉っぱを集める。

学用品や制服を購入できず入学を見送っていた下の男の子2人。
『里親の会』での就学支援の話に両親ともに涙を流して喜んだ。

先日,里親がこの家族を訪問した。
7人兄弟のうち,小学生5人を支援してくださっている北海道の方。
頂いたプレゼントに夢中の子どもたちを見守る温かい眼差し…
その目は…涙で溢れ…お父さんと力強い握手を交わしていた。


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[ 2010/12/26 02:32 ] 里子家庭訪問記録 | TB(0) | CM(0)


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