25 Mar. 2007 (Sun)

7:30am 学校に行くと,日曜なのにもう5人の実習生たちが来ていた。
火曜の発表を目前にして,みんな気合が入っている。

トゥオン。
今日は家の仕事があるから来れないと言っていたのに。
30分だけでも練習したいと現れた。
私が言いたいことをいつも汲み取ってくれる。
困った顔をしていると,どこからともなく現われ,
「ネアックルーは,今,~って言ったんだよ!」と,通訳してくれる。

モム。
一番センスがある。
ピアノを弾いているとき,必ず横にいるのは彼。
技を盗もうと必死。
校庭でいつも「ラ~ラソド~♪』と1人国歌を歌っている。

トゥーアン。
私には絶対に楽器を運ばせない。
昼も放課後も,誰よりも早く準備を始める。
「ネアックルーともっと話がしたい。」と言って,私にクメール語を勉強させたがる。
そんな彼のおかげで,音楽授業に必要な言葉はほぼマスターできた。

コンリアムとスィーヤンとヨーン。
みんな帰った後。
「ネアックルーのために歌うから聴いてほしい。」って。

3人の歌声はとてもきれいで,心に響く。
この3人とは,練習後,毎晩一緒に学校を出た。
「仕事があるから先に帰っていいよ。」と言っても,絶対に待っていてくれる。
「ネアックルーはいつだって,『オッパンニャハーテー!』って笑ってる。
毎日私たちに遅くまで付き合って,ホントはすごく疲れてるはずなのに・・・。」
そう言って,いつも私のことを気遣ってくれた。

歌っている途中,スィーヤンは泣きながら部屋を出ていった。
ヨーンは,声を詰まらせて突っ伏してしまった。
コンリアムは,目を真っ赤にして最後まで歌ってくれた。

歌詞は全くわからなかった。
けど,歌を聴いてこんなにも感動したことは今までない。

音楽を教えてきたはずなのに。
3人から,音楽の本当の意味での素晴らしさを学んだ気がする。


あと2日。

別れはきらいだ。

ほんとにほんとにきらい。

大きらい。


感受性なんてものがなければ,もっと人は楽に生きられるのに。
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[ 2010/07/03 17:53 ] 日記 2007 | TB(0) | CM(0)
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