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3 Nov. 2007 (Sat.)

あ~あ。
帰ってきちゃった。
3日ぶりの病院。
ま。病院も悪くはないんだけどね。

「ただいま~!」
515号室に入ると,おばあちゃんが抱きついてきた。
顔を見ると,目に涙が。
びっくりして,小声で尋ねてみた。
「何かあったの?」
すると・・・
「あんたが帰ってきたからさッ!」
そう言って,ボロボロと涙をこぼす。

外泊から戻って涙で歓迎してくれるとは思っていなかった。
どこに行っても人の温かさに包まれてる気がする。


怒涛の3日間。

1日(木),翌日の講演会のため,外泊許可をもらって芦別へ。
おニューのブーツを履いて,なんだか照れる。
病院仲間たちからのプレゼント。
カンボジアの服とぼろぼろのスニーカーで病院へ入った私に。
「講演頑張ってきて!」って買ってくれたかわいいブーツ。
みんなに見送られ,父の迎えで実家に向かう。
帰国後1ヶ月半,初の実家。

新しい家は,正直言って…見たいような見たくないような…だった。
長年暮らした教員住宅。
思い出がいっぱいありすぎて・・・あそこにはもう帰れないんだ。
そう思うと,心臓のとこが痛い。
けど,不思議なことに違和感が全くない新しいこの家。

素敵な家。
家中を案内してくれる父。
細部の細部まで,母のこだわりが見える。
昔,「こんな家に住みたいね~」なんて話していた両親を思い出す。
対面式のキッチンは母の夢だった。
シャワーのないお風呂。
強い風が吹くたびにカタカタゆれる戸。
誰がどこで何をしているか,全てがわかる狭い教員住宅。
二人の願いがやっとちょっとだけ実現したんだ。
私たち3人の子どものために蓄えを使い切ってしまった。
だからリフォーム。
でも…うれしいな。
文句なしの素晴らしいこの家もそうだけど。
2人の満足そうな顔が,何よりもうれしい。

あとむ。
まだ元気でいてくれてよかった。
元気いっぱい,飛びついてお迎えしてくれた頃を思い出す。
深く関わると,また別れる時に自分が苦しくなる。
ずるいけど,あまり直視できなかった。

ぴぴ。
なんも変わってない。
仕事を片付けたら遊んであげよう。
と思ってほっとく。
が,パソコンのキーボードの上で丸くなる。
相変わらずだ。



2日(金)。

前日は殆ど寝ていない。
講演準備が全くもって終わっていない。
カンボジアで熱を出したとき,夢にまで見た実家の羽毛布団…。
仕事が終わるまでおあずけ。

13:00 pm。教育委員会にて打ち合わせ&会場準備。

15:00 pm。とりあえず家に戻って準備の続き。
この時点で,まだ話の構成もできあがっていない。

カンボジアの概要を説明しだすと,きりがない。
歴史背景と社会問題。
病院にいる間,必死でその資料作りをしていたが…
ここにきて,使うのをやめることにした。
本当に話したいのはそんなことじゃない!って思い始めた。
でも…。
ずっと考えているけど,まだわからない。
わたしが伝えたいことって何なんだ?

17:30 pm。北海道新聞の取材。

18:00 pm。会場へ。
市民会館の入り口には大きな看板…。
ムリッ!
って本気で思った。
看板が立派過ぎる!
仮病を使って帰ろうか?
とマジで考えていた。

18:10 pm。教育長との面談。
18:30 pm。報告会開始。

会場を見渡す。
懐かしい顔がいっぱい。

緊張しまくりまくって…。
なに話したんだかよく覚えていない。
「あれ言い忘れた!」「これも言ってない!」
ってことばっかり。

一人じゃできなかった。
「お疲れさん」とか「よかったよ」とか。
大勢の人たちが声をかけてくれるけれど。
私じゃない。
展示写真のプリント。
Mさんが,わざわざおニューのプリンターを持ってきてくれた。
病院で講演準備を始めたとき,パワーポイントのソフトを買ってきてくれた。
アダプターの故障でテンパッテいるとき,旭川から飛んできてくれたのもMさん。

資料作りから募金箱作りから。
その他細かい雑務を,何からかにまで助けてくれた両親。
わたしの手となり足となり。
満足に動かない私の身体を気遣い。
いっぱいいっぱいになってる私の精神状態を気遣い。
どんなに感謝してもしきれないくらい。

ホントに言い表せない。
夜は両親と3人,ビールで乾杯。
和子さんの手作りケーキの味が懐かしい。

駅に貼ってあった広告を見て足を運んでくれた隊員OB。
新聞を見て,遠く秩父別からやってきてくれた人たち。
わざわざ札幌から仲間を引き連れてきてくれた,元入院患者。
中学生,高校生になっている教え子たち。
体調が悪いにも関わらず駆けつけてくれた陶芸の先生。
昔からいつも見守ってくれていた温かい懐かしい人たち。


支えてくれたみんなへの感謝の気持ちがあふれてくる。

大した話ができなかったというのが悔やまれるが。
今の私にできるのはまだこの程度。

カンボジアのみんなの顔を思い浮かべ…。

カンボジアのことを知ろうと集まってくれた人たちの顔を思い浮かべ…。

幸せ気分で2階へ上がる。

ぴぴが私の枕で爆睡中。
この日は私も大爆睡。




3日ぶりの515号室。
おばあちゃんもKさんも,私の報告を満足そうに聞いてくれる。
2泊3日の間の食事 『餃子』,『ミートソース』,『すき焼き』…激ウマだった。
という話は秘密にしとく。

とりあえず,終わった。

明日からまともな患者になろう。
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[ 2010/07/07 19:52 ] 日記 2007 | TB(0) | CM(0)
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